マットレスの寿命アップにつながる! 寝心地もよくなる6つのケア

敷き布団のように、使うたびに畳んだり収納したりする必要がないマットレスは、敷きっぱなしで使っている方が多いようです。

しかし、こまめなケアをしなければ、丈夫なマットレスの機能性がどんどん低下していき、寝心地が一気に悪くなります。

今使っているマットレスで寝ていて、眠りが浅いとか、朝の目覚めが悪いといった症状を頻繁に感じるようでしたら、寝具のケアで改善するかもしれませんよ。

マットレスの機能低下は睡眠の質に影響する

どんなに快適な環境で眠っていても、寝具の機能が低下していたのでは、疲労とストレスがしっかり解消する眠りは得られなくなります。

睡眠の質が悪化すれば、カラダの免疫力は低下して、さまざまな病気を引き起こしますし、脳の疲労蓄積とストレス過多の状態が、心の病を引き起こすことも。

このようなトラブルにつながらないようにするためにも、まずは見落としがちな「マットレスが汚れる原因」を再確認していきましょう。

ポイントは、「こまめな掃除と湿度ケア」です。

ポイント1.たまったホコリを放置している

マットレスは、朝起きた後も掛布団をかけっぱなしにしていることが多いため、ホコリなどがたまっていることに気づきにくいものです。

しかし、寝具の上には、寝ている間にたまったホコリだけでなく、カラダからはがれ落ちた古い角質やフケなどの老廃物があふれています。

こうした汚れを放置しておくと、知らず知らずのうちにマットレスの中にカビやダニが繁殖して衛生状態が低下して、使えない状態になってしまうことも。

こうした目に見えないトラブルを防ぐためにも、週に3~4回ぐらいはマットレスにも掃除機をかけて、汚れをこまめに吸い取るようにしてください。

ポイント2.部屋の湿度が上がり過ぎている

梅雨のシーズンや気温が下がる季節は、寝室の湿度変化が激しくなります。

とくに、暖房を使う冬は、外との温度差が激しくなるため、窓に結露が付着して湿度が急上昇し、湿気がマットレスにも移りやすくなるのです。

こまめに窓の結露を拭いても、なかなか部屋の湿度が下がらないとお悩みの方は、除湿器を使うことをおすすめします。

そして、週に2~3回の頻度でマットレスに布団乾燥機をかけ、寝具の中にこもった湿気をしっかり放湿するようにしてください。

ポイント3.寝室に洗濯物を干している

ワンルームマンションなどに住んでいる方などは、スペースの都合で寝室スペースに洗濯物を干しているという方も多いのでは?

しかし、こうした環境も部屋の湿度を上げてしまい、カビやダニの繁殖を促してしまうのです。

これらの有害生物は、温度が20~30度、湿度が60%以上という環境で増殖しますので、適温&適湿をキープするためにも、洗濯物はバスルームに干すようにしてください。

出費がかさんでしまうのがネックですが、洗濯物を干したらバスルームにも除湿器を設置するのがおすすめです。

ポイント4.起床後も掛布団をかけっぱなしにしている

わたしたちは寒い冬でも、寝ている間に200ミリリットルぐらいの汗をかきますので、布団に入っている間は寝具の中が蒸れた状態になってしまうのです。

さらに、起きた後も、掛布団を敷き布団にかけたままにしておくと、その湿気が日中もこもってしまい、常にジメジメした寝具内環境に。

このような寝具で寝ていると、新たにかいた汗がカラダにまとわりつき、水分が蒸発する時に体温が奪われてしまいますので、朝起きたら掛布団を敷き布団からはがし、中にこもった水分をしっかり放出するようにしましょう。

たったこれだけの行動でも、マットレスや掛布団の湿度がかなり低下して、夜も快適に眠れるようになりますよ。

時間があるときに実践したいマットレスのお手入れ

汚れと湿度のケアをルーチンワークにすれば、寝具の機能低下はかなり防げますが、マットレスそのものの本格的なお手入れもしてみましょう。

湿気対策だけでなく、長年使うことで低下する反発力や復元力などの回復サポートができますよ。

ポイント5.マットレスの向きを変える

たいていのマットレスは、表面と裏面の両方が使えるようになっていますから、2カ月に1度のペースで裏返しにしてみましょう。

マットレスには体重の圧力が全体的にかかりますが、とくに、腰や肩の部分は力が集中し、使っているうちにカラダを支える力や寝具素材が元に戻り力が低下していくのです。

しかし、マットレスの裏面にはこうした圧力がかかっていませんので、こまめに寝る面を変えることによって、寝具の一部がヘタることを防げます。

表裏を変えるだけでなく、マットレスの上下を180度回転させるのも有効です。

このように、定期的に圧力がかかる部分を変えるようにすれば、マットレスの寿命は飛躍的にアップします。

ただし、マットレスの素材によっては、裏面は使えないタイプもありますので、事前にケア方法をマニュアルを見て確認したり、メーカーに問い合わせたりして確認してくださいね。

ポイント6.マットレスを壁に立てかける

寝室の湿度管理や、寝起きに掛布団をはがすことを徹底することで、マットレスの湿気はかなり放湿されていきますが、問題は底部です。

汗をかく量が増えると、湿気はマットレスの上部より下部にたまりますから、ここもしっかり除湿しなくてはなりません。

こうしたケアに最適なのは、マットレスを立てかけて陰干しするという方法。

重量のあるマットレスだったら、移動させるのは難しいですが、軽量タイプだったら横向きにして壁に立てかけて、丸一日そのままの状態にしておきましょう。

さらに、扇風機を当てるとか、部屋の暖房を入れたりすると、ジメジメしたマットレスの底部がサラサラの状態になります。

マットレスの補助寝具を使うこともお忘れなく

マットレスを使う場合、そのまま上に何も敷かずに寝ている人も多いですが、こうした使い方も寝具の機能低下につなります。

マットレスの上には、汗をしっかり吸い取ってくれる「ベッドパッド」を敷き、さらにその上からシーツをかぶせるというのが、正しい使い方です。

寝心地のよさが半減すると感じる場合は、肌触りの良いシーツを選ぶといいですよ。

快眠の条件は、肌触りの良さなどの寝心地も重要な要素になりますので、シルクや麻、レーヨンなど、自分好みのシーツを見つけてみてください。

マットレスの表面にカビが生えてきたら?

こまめなケアを続けていたにもかかわらず、マットレスの表面に黒いカビがぽつぽつと生えてくることがあります。

こんな時は、迷わずクリーニング専門業者に依頼して、カビを根こそぎ退治してもらいましょう。

自宅で漂白剤などを使ってカビ取りをするという方法も考えられますが、これだと掃除の時に胞子が飛び散ってしまい、マットレスの別の部分に付着して、そこで新たなカビが発生する恐れがあります。

それに、カビの胞子は部屋中に飛び散ってしまいますので、寝室の衛生状態も悪くなります。

まとめ

マットレスはお手入れがカンタンという、間違った常識が広がっていますが、汚れと湿気対策をしなかったら、耐久年数の半分ぐらいで機能が著しく低下して、睡眠の妨げになることも多いのです。

マットレスのお手入れは手間がかかりますが、正しいケアを定期的に行なえば、わたしたちの睡眠の質が保たれ、心身の健康維持にもつながります。

充実した毎日を送るためにも、人生の3分の1を共に過ごす寝具の状態に、気を配るクセを付けてくださいね。